九州の弟の許へ

10月29日~31日の3日間、四国・九州へ車で行ってきました。

5年程前から毎年1回九州へは仕事で行っていますが3年前から熊本の人吉に行く事が主な目的になっています。

2009年4月5日に2004年まで僕の会社で部下だった橋口幹夫君が交通事故で亡くなりました。その彼のお墓参りに2011年から毎年行っています。

在職中は私の業務の跡継ぎとして育成してしており、一番期待をしていた部下でした。

彼が会社を退職したのは彼自身の飲酒運転による交通事故でした、幸いにも人身事故にならずに済みましたが会社の規約では飲酒運転は「懲戒解雇」の処分でしたので非常に残念ながら退職になりました。(彼と私にとって本当に残念な出来事でした。)

その後、次の就職先(弊社の取引先)も見つかり、また私の会社を退職してからも時々一緒にお酒を飲んだりして、私にとっては弟のような存在でしたね。

2009年4月4日(亡くなる前日)、私は茨城県の筑波サーキットへオートバイレースの為に来ており、その日の午前中に仕事の件で彼と電話で話をしました。その時に一瞬、「筑波にレースを観にこないか?」と言おうしましたがもしかしたら他に予定があったら申し訳ないと思い、その言葉は飲み込みました。

あの時強引に呼んでおけば良かった・・・・。

自分の人生において後悔することは好きではありませんので後悔はしないようにしています。

しかし、この事だけはずっとずっと後悔しています。

初めてのお墓参りに彼の実家を訪問してご両親にお会いした時の事、わが子を失った親の悲しみがこれほど深いのかと思い知りました。

そして、「あの時強引に呼んでおけば良かった・・・・。」 思い出します。

2年目も同じ、

今年3年目も同じ思いに駆られましたが、彼のお母さんが行ってくれた一言に心が少し楽になりました。

「こうやって毎年墓参りに来て幹夫の話をしてくれると気持ちが癒されてきます。だいぶ落ち着きました、ありがとうね。」

やさしいお母さんの言葉に僕が癒されてしましました。

「もしかしたら自分の心を癒しに来ているのかもしれないな?」と感じながら彼の家を後にしました。

いつもやさしく迎えてくれる、幹夫君のご両親、お姉さんの博美さん、

本当にありがとうございます。

そしてその日の晩は、北九州へ向かいました。

長くなるので続きは次回にて